今展は、武蔵野美術大学 日本画学科の学生と院生による展示です。
廃棄物などの様々な素材へ、最もシンプルな線描という方法でアプローチし、それぞれの表現を模索。ワークショップでは、そうした素材に参加者みなで向き合い、インタラクティブな作品を作ります。
This is the group exhibition by the students and graduate students of the Musashino Art University of the Japanese painting department.
They reconsider the possibilities of the paintings of our time by the simplest method, the line paintings, utilizing various kinds of ecological and familiar materials as paper, cloth, wood or even daily life waste. At this work shop, the artists and the participants challenge to making works and exhibit them in this event.
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線描は絵画にとって、もっとも素朴な表現要素の一つです。
古代の壁画に土の絵の具で描かれた線描、動物の皮や布に植物染料で描かれた先住民絵画は、彼らの生活や自然のなかで育まれた原初的な表現行為と言えます。
この展覧会では、武蔵野美術大学日本画学科の学生、卒業生たちが日常にある紙や布、木材、廃棄物、或はエコロジカルな日本画の天然土、和紙により「線」による様々なドローイングを試みるものです。
コピー紙や再生紙、廃棄物、スーパーで使われた段ボールなどのドローイングは、作家のイメージをシンプルに表しながら、安易な素材から作品へとシフトしていく面白さがあります。そうした身近なものへ目を向けることで、思いがけない発想が生まれ、新しい表現へとつながっていくことがあるのです。
若い人たちの活き活きとした作品を通して、「線」と「素材」による可能性を探り、わたしたちの「社会」をあらためて見つめることが出来ればと願っています。
内田あぐり(武蔵野美術大学教授)
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会期中には、ワークショップを予定しています。
11月14日(日)14:00〜
台東区内の廃棄物や、身近にある生活用品など、さまざまな素材を使って
絵を描き、展示します。
会場:マキイマサルファインアーツ
参加費:500円(材料費込)
要予約:画廊(、電話)まで |
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出展作家
Artist: |
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菅原 有生
Yu SUGAWARA |
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西 綾音
Ayane NISHI |
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澤井 昌平
Shohei SAWAI |
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伊藤 奈央
Nao ITO |
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福岡 しの野
Shinono FUKUOKA |
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柴田 碧
Midori SHIBATA |
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渡辺 裕太
Yuta WATANABE |
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佐藤 希
Nozomi SATO |
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男鹿 哲平
Teppei OGA |
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阿部 寛生
Hiroki ABE |
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西野 由璃子
Yuriko NISHINO |
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萩谷 但馬
Tajima HAGIYA |
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田中 雅之
Masayuki TANAKA |
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日比谷 泰一郎
Taiichiro HIBIYA |
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